人の気配を感じゆっくりと瞼を開けた 体が泥に沈んだように重い 「っんで…」 声をだした瞬間喉が酷く痛んだ 「過労からくる風邪だって。何か食べたい物ある?」 道理で体が重いはずだ 「いらねー」 何か食べないといけないとわかってはいたが、食べ物のことを考えるのも億劫だった