明かりが消され、遮光カーテン越しに僅かに光だけが、聖司の部屋を照らしている 「聖司…」 「…っん」 「聖司?」 ぼんやりとした聖司と瞳があった 「…っんで?」 掠れた声が胸を刺す 「朝起きて来なかったから。過労からくる風邪だって。何か食べたい物ある?」 「いらねー」