師匠はコスプレ☆メイ探偵

「やはりそうか・・・土岐くんは館長の・・・しかし私を疑っていたとは」

「気付いてたんですか?」

「何となくだが。しかし、類君は・・・なぜか盲点だったな。

おかげで、そのつもりはなくても、類君の手伝いをしてしまった」

「そうです。あたしは、本物の宝石がどこにあるかなんて知らなかったですからね」

「しかしそうすると、今日の騒ぎは何のためだったのだ?

エメラルドだけは初めからレプリカだったのだろう?

だから盗む必要はなかったハズだ。

なのに何であんな茶番を演じたのだ?」