そして今、師匠の電話に起こされたのだ。


・・・困ったな。
あたしだって、アリバイらしきアリバイがないじゃん。

 眠気が類を蝕んで離さない。


 もういい、寝よう。


 類は再び、シャツの前をはだけたまま、ベットにポソッと倒れ込んだ。