お弁当二つをビール三本で流し込んで、最後にシメの、お茶を味わっていた。
 
もちろん、類が、である。

 ものの十分くらいでそれをやり遂げた類を、師匠は、感心して眺めていた。


「酒、飲む人なんだな、類って」

「はっきり言ってウワバミですよ。いつもは運転手なんで飲めないだけです」

「そういえばそうだな」


 類はきっちりゴミを分別して袋に入れると、マイ水筒を取り出した。

 キャラクター入りのちび缶も取り出すと、薬をよりだして、昼の分を飲み込んだ。