類は、師匠がどれだけ本心で言っているのか疑わしくて、師匠の顔を覗き込んだ。
 
師匠の目は、ルビヌスのハートに向けられていた。

 要するに、類のことは半分無視しているのである。

 類はちょっと頭に来ながらも、ハート型の赤い塊を見た。


 本っ当によくできているなあ。

 創造主に感心した。