「最初に我々が来たとき、奥さんはいらっしゃらなかったんですか?」
視線が、類に戻ってきた。
なかなか分かりやすい人だ。
「ええ。でかけてましたわ。あなたがたに宝石を守るように依頼したことなんて、知りませんでした」
「なくなってから、初めて訳を聞いたのですね」
「ええ。予告状も見せられたわ。ちょうど、私が家に戻ってきたときでしたわ」
ふううん。
「あの人が盗んだのよ。あの女と共謀して」
「モエギさんは、そんなに信用できない人なんですか?」
言うと、奥さんはちょっと考えたようだった。
「そうですね。
あの人ならやりかねないけれど、モエギは信用できるわ。
いい子よ。
とてもいい子にめぐり合えたと喜んでいるわ」
視線が、類に戻ってきた。
なかなか分かりやすい人だ。
「ええ。でかけてましたわ。あなたがたに宝石を守るように依頼したことなんて、知りませんでした」
「なくなってから、初めて訳を聞いたのですね」
「ええ。予告状も見せられたわ。ちょうど、私が家に戻ってきたときでしたわ」
ふううん。
「あの人が盗んだのよ。あの女と共謀して」
「モエギさんは、そんなに信用できない人なんですか?」
言うと、奥さんはちょっと考えたようだった。
「そうですね。
あの人ならやりかねないけれど、モエギは信用できるわ。
いい子よ。
とてもいい子にめぐり合えたと喜んでいるわ」

