僕はまだ腕と肩を持ったまま
顔を覗きこんだ
するとすーっと頬を伝い
僕の腕に麻亞子の涙が落ちた
「もう…解らないんだ」
「えっ?」
泣きながら俯く麻亞子
「最初、なんでも期待されるのが辛くてほんの軽い気持ちで学校休んだんだけど…そしたら段々学校に本当に行けなくなって」
僕はなんて言えばいいのかわからず
黙ることしかできなかった
すると麻亞子は立ち上がった
つられて僕も立ち上がる
「七瀬君、私もう解んないや、何もかも。…さっきみんなに冷たくしちゃったでしょ?私友達との接し方も忘れちゃったの。だから死のうと思った」

