アナタだけのお姫様



「そういう指示でしたので。申し訳ございません」


 俺の目を真っ直ぐに見て謝る彼を見て、俺は首を横に振った。



「いや……俺こそごめん」



 差し出された花は、一厘の、ピンク色をした胡蝶蘭だった。