アナタだけのお姫様


「あたし……帰る……」


 ふいに彼女が口を開いた瞬間――日和の部屋の方から物凄い音が聞こえた。



 雷が鳴ったかのような耳をつんざく音。

 
 それに続けて荒々しい足音で廊下を駆け下りる音も……