アナタだけのお姫様



 ゆっくり扉を開けてくれた彼女の頬は相変わらず赤く染まっていて、まるで熱を帯びているかのよう。


 まさか俺の部屋漁ってないよね?



「ピアノ……弾けるの?」

 
 テーブルにトレイを置くのを見ながら、彼女が問いかける。