「ひな君の双子の妹さん――えぇと、日和ちゃんだっけ!」 日和や岩本にしか呼ばせていないあだ名を彼女が言ったものだから、日和の苛立ちは相当だった。 怒っているのを彼女も分かっているはずなのに…… その後の日和は怒るというよりも悲しんでいると言ったほうが正しいかもしれない。 ‘意気消沈’、まさにこの言葉がピッタリ当てはまる。