「あれからずっとひなはあたしを支えてくれたんだよね」 「もちろん! 大事な妹だからね」 ――妹、なんだよねやっぱり。 あたしのこの気持ちは兄への家族愛じゃないって事、分かってるのかな。 「日和?」 心配そうに顔を覗き込んでくるひな。 ……なんか切なくて、胸が痛い。 うまく言えないや。