アナタだけのお姫様



 このまま彼女達がこっちへ来れば、間違いなく俺らの後ろに並ぶ事になる。


「日和はここで待っててね。すぐ戻るからイイコでいてね」


 頷いた日和の頬にキスをし、中へと入る。



 燕尾服を着た久保君を見付け、こっそりと耳打ちをした。


「例の女と一緒になっちゃいそうだから、先にいれてもらってもいい?」


 すんなりとOKを出してくれたので、廊下にひょっこりと顔を出し、日和を呼び込む。