アナタだけのお姫様

「いたいた」

 
 校門のところで、久保君と待つ日和が眼に入る。


 髪の毛はきちんと巻かれていて、ハーフアップにしている彼女がとても美しくて……



 思わず駆け寄っていた。


「ごめんね、待たせちゃったね」


 息を切らしてる事、バレてないよな?


 さすがに久保君にはバレたかもしれないけど、いいんだ。


 彼は、きっと俺の気持ちに気付いてる。


 だけど何も言ってこないのは、彼なりの考えがあるんだと思う。