アナタだけのお姫様


 裏で手を回したとしか思えないんだよね。


 いや、もしかしたらほんの偶然かもしれないけど。


「ねぇ、一緒に見て周らない? なんか友達はまだやってるっぽいしさっ」


「あぁ……そうだね。でも俺、大事な人と周る予定があるから、それまででもいい?」

 
 少し表情を曇らせた彼女には申し訳ないけど……いつだって日和でいっぱいだから。