アナタだけのお姫様



 父親に言われたからバイトをしなくてはいけない。


 日和もバイトをしなくてはいけない。


 それに俺には……常に五番以内というプレッシャーがついてまわる。



 そう難しいことではないけど、過ごせる時間は減る一方だった。