アナタだけのお姫様


 だって、何もかもが凄いんだよ!


 空を思わせる壁紙には、いくつも天使が描かれているんだ。


 もちろん天井にも描かれていたり、シャンデリアにも可愛い天使がちょこんと乗っている。


「わぁ……」


「いやいや、見すぎでしょ!」


 しかも散らかってるって言っても……床には雑誌が数冊と、テーブルに飲みかけのミルクティーが置いてあっただけ。


「またミルクティー……」


「ぶはっ! 気になるのそこなの!?」


 ――と、ふいに扉がノックされた。