アナタだけのお姫様


 その後もひなに薦められた物を買った。


 黒と白のボーダーパーカーに、ブーティーも。


 今日買ったもので全身コーデは可能だと思うくらいに買っちゃったよ。


「ちゃんと着るんだよ?」


「分かってるって! それより疲れたしお茶しようよー」


「それじゃあ七階に戻ってお茶しよっか」


 右手にあたしの買ったものやバッグを持ちながら左手を差し出すひなが本当に王子様に見えるよ。


 ――あ、別に持たせてるわけじゃないんだよ?