アナタだけのお姫様


「ってこれは一体……」


 ぐるりと室内を見渡すと、普通の喫茶店だった。


 ただ違うのは……女の人はロングのメイド服だし、男は普通に私服だった。


「さぁ、お席の方へご案内致します」


 真っ黒い髪の毛を一つに縛ったメイドに案内された席へつくと、テーブルの真ん中には綺麗な花が活けてあった。


 まぁ、ウチにある方がとっても綺麗なんだけどね。


「ここってなんなの? 本当に侑也いるの?」


「それはお楽しみ。とりあえず料理を頼もう」