アナタだけのお姫様


「これは俺が好きでしてるんだよ。それとも日和が嫌なの?」


「んなわけないじゃん!!」


「じゃあこのままでいいでしょ」


 にっこりと笑うひなに何も言い返せず、しかしきちんと手を繋ぎながら歩いていた。

 
 途中でひなの友達と会ったが、学園祭という事もあってその後は誰とも会わなかった。


 生徒だけじゃなく、あたしみたいな一般人も居るから当たり前かも?


「よそ見しちゃダメだよ。ぶつかると危ないからね」


「分かってるもん」