アナタだけのお姫様


「迷子になるなよ?」


「平気だし!」


「お姫様、手を繋いでさしあげましょうか?」 


 ――またその意地悪な笑顔。


 調子狂っちゃうだろーが。


「いらんし! いいから早く案内~」


「はいはい分かってるって」


 本当に迷子になりそうな感じがして、ちょっと怖かった。



 だって、広すぎて迷路みたいなんだもん。