「二階堂日向と、日和です。転校してきました!」 「あ、君達が噂の双子ちゃんね。さ、中へ入っておいで」 ウワサ……? どんな事でウワワになってるのか頭がいっぱいで、そのお姉さんの話はロクに頭に入ってこなかった。 ただ聞こえたのは、やっぱりあたしとひなは同じ五年三組だって事。 それとこの人は担任の先生だという事。 「さ、もうすぐ朝の会も始まるから一緒に教室行こう」