「ご主人様!!プリンセスが…プリンセスが…いなくなりました!!」

 「なんだと?!」

 「なくなっているものは、あの真新しいマグカップにネクレスだけです!ウエディングドレスはボロボロに引き裂かれています!!!」

 「そ…んな…」

 「プリンセスが・・・」




シルトです。


プリンセスがいなくなったのです

もう、メチャクチャです。

プリンセスの居所はしっています。

彼女は親愛の人と逃げたのです


パンプと逃げたのですー・・・


~私、ここから逃げるわ~



それがプリンセスのことばでした。



~親愛の人が見つかったの。
風に揺られて和やかに暮すわ。
シルト、あなたは大切な人だから言ったのよ。住むところが見つかったら、あなたにはメイドとして、私の親友としてきてもらうわ~


それが最後の言葉でした




プリンセスは幸せを手に入れたのです。


王国ももう最悪な状態らしいので・・・



私はこれでいいと思います。




 「もう終わりだ…っプリンセスの代わりに娘を連れて来い!美しい娘をだ!なるべく…プリンセスに似た…代わりに息子と結婚させる」

 「ご主人様!」

 「私の顔に泥を塗りたくない!隠し通すのだ・・・」

 「・・・かしこまりました。すぐに手配いたします」



代わりに連れてこられた娘さんは嬉しそうで

これでよかったんです。


プリンセス・・・いえ、ラヴさん。


手紙でこちらの様子をお伝えしますので

住所が決まったら教えてくださいねー・・・


マジーと、あなたたちの幸せを願っています。