「貴方を愛してたー…
あなたの瞳に。あのブルーアイの瞳も声も。…全部好きよ。一生忘れない」

誰にも聞こえないように、ソッとつぶやく。
まるで、彼に問いかけるように。

 「姫。さっきのライラ人は?」

 「…見知らぬ人です」

 「見知らぬ人なら!なぜー…手をつないでいたのですか。なぜキスをしていたのですか!なぜ…「黙ってちょうだい!」


やめて…




 「戻ります。もうそれでいいんでしょう?何度も言わせないで。私が知らない。そういったら知らないのです。…いいですね」

 「…っはい。一週間後、政略結婚です」



―――チリリン―――



大好き







一生に一度に恋。


パンプ



たとえ私が政略結婚しても

離れ離れになっても

私は一生貴方を愛す事でしょう。




愛という絆の作り方

恋という形を



教えてくれてありがとう。

キスも

抱きしめ方も



教えてくれてありがとう。



もう会う事はないでしょう。










パンプー…

私と貴方が会えるのは

あなたの音楽の中です。






チリリンー…