パンプー…



あなた選ばれなくて落ち込んでるのね…。

私はソッと部屋から出た



 「カレとは知り合いなの?」

わたしは布団を被ってパンプの隣に座った。


 「クラシック界のセルダと俺が親友じゃおかしいかい?」

もう



怒ってくれる気もないのね


 「どうして俺じゃないんだよ!!」






    俺は大きな音を立て、怒りをぶつけるようにベッドをたたく。



どうして!




どうしてアイツなんだよ-…!


なんで俺じゃないんだ!



     彼はわたしの目の前でベッドを力強く叩いた。



彼をヒットさせてあげたいー…


笑顔にさせてあげたい。

そんな顔、もうみたくないのよ

…でも、何の力ももう持ってない私には、何もしてあげられない。
お金も、権力も…すべて撮られた私には、何もできない。

 「すまない…取り乱した。大通りまで送るよ」



俺は小娘相手に何言ってんだ。





    カレの悲しみの顔を見たくない






笑顔
    というものがほしい。
天才