たく・・・
何なんだよ、あの家出娘。
あんな奴の裸なんか見る奴いないよ。
でも・・・
気になる
なんていうのか
あの子
人をひきつける華がー…ある。
現れただけで人を惹きつける。
それに黙っていればー・・・
ものすごい美人だ。
化粧してないよー…な。
絶対。
なのに
化粧したと同然のまつげ。
マスカラもつけてないんだろうな…
肌も
真っ白で透き通るほどだ。
目だってあのグリーンの瞳。
見てるものが目に映ってる。
俺と目が合ったときは
俺の平凡な顔が彼女の瞳に映る。
なんなんだよー。
このへんなモヤモヤした気持ち…。
「?My,パンプ?」
「ああ、悪い。なんだい?セルダ」
セルダは俺の親友と呼べる存在だ。
でもいつまでたっても、Myは抜けない。
クールと言われる俺は、こいつだけに本性を現す。



