『うむ。芯の強きこと。白桜を思い出す。』
『蘭月。わたくし達は、白桜を破門しておりませんよ。いくら人間と夫婦 メオト になったと言えど、我ら白月花族の血を引く者。我が一族の姫に変わりはありませぬよ。』
白王様と白紅様が笑いあった。
『そして、それはそなたも変わらぬこと。紀家の姫と同時に、白月花族の姫じゃ。』
白王様が、静かに言った。
世界が歪んだ。
ちゃんと・・・認めてもらっていた。
母を生んでくれた・・・二人に。
『蘭月。わたくし達は、白桜を破門しておりませんよ。いくら人間と夫婦 メオト になったと言えど、我ら白月花族の血を引く者。我が一族の姫に変わりはありませぬよ。』
白王様と白紅様が笑いあった。
『そして、それはそなたも変わらぬこと。紀家の姫と同時に、白月花族の姫じゃ。』
白王様が、静かに言った。
世界が歪んだ。
ちゃんと・・・認めてもらっていた。
母を生んでくれた・・・二人に。

