月姫物語

「って・・・!!きゃぁっ・・・」











運が悪いのかなんなのか、ちょうど月姫が飛び移ろうとしていた枝に、白い衣を羽織った青年の姿があった。













勢いがとまらず、そのまま青年にぶつかり・・・














二人もろとも、高さ6mほどの木から落ちていった。













(やだっ・・・痛いよぉ。)












うっすらと涙がにじんだ瞳の端に、突如銀色の光が走った。











「え・・・?」