月姫物語

ゆっくりと上半身を起こす。










首を強く打たれたせいか、眩暈と吐き気がする。










山小屋かしら・・・











綺麗な敷物の上に寝かされていて、掛け布団もある。











生活感がないところを見ると、何処かの屋敷から持ってきた。











わたくしをここへ・・・閉じ込めるため。














朦朧としながらも、生まれ持つ洞察力で見抜く。