「え…っ?
一緒に…お風呂?」
先生の目が点になった。
「バカっ!
そんなこと言ったらキョンちゃんが勘違いするでしょ?!」
「え?俺は別にいいけどね、勘違いされても」
「あんたは良くても私は良くない!」
はあ…と、溜め息をついたひろは先生に訂正する。
「確かに一緒にお風呂に入ったことはある。
だけど、それ、小1の頃の話。
だからヘンな想像、しないでね?」
「あ、なるほどね。
うん、分かった」
先生はニコッと微笑んで。
なんなんだ、マジで。
この無駄な爽やかさと
無駄なカッコよさ。
ホント、腹が立つ。
何より腹が立つのは
ひろが…この先生に惚れてる、
ってことだ。


