「あの、ちょっといいっすか?」


遠慮がちに2人の会話に割って入った。


「この人、紹介してもらえる?」

そうするとひろが忘れてた、みたいな顔で言った。



「新田 京太(ニッタ キョウタ)

通称キョンちゃん


うちの数A担当で副担」


へえ~

こんなカッコイイ爽やかな先生が副担?



「で、こっちは古川俊輔

コイツとの関係はー…そうね。

昔のちょっとした知り合い、ってところ」


キョンちゃん…いや、なんかシャクに障るから先生、と呼ぶことにしよう。

先生に俺を紹介するひろ。

相変わらず冷たいこと言っちゃってさ。


俺、マジ泣いちゃうってーの。



「ちょっとした知り合いじゃねーだろ」


「じゃあ、どんな関係って説明すればいいワケ?」


「一緒に風呂に入った仲!」