白は花嫁の色


力がない今の俺だと、ただ迷惑なだけだから。


高校受験、受かったら告白をする。

高校を卒業したらプロポーズをする。

――そう決めてる。
もうずっと前から決めているんだ。

良い大学に入って、良い会社に勤めて、笑わせてあげたい。

そうして未来もずっとずっと愛させて欲しいんだ。

――姉ちゃんを幸せにするのは俺の役割だから。


姉ちゃんを幸せにするには頭が良くないといけないから、俺は大嫌いな勉強が得意になるくらい机に向かった。

勉強すれば王子様に近づけるんだ、苦にならなかった。


――それが愛だと思うから。

頑張り屋のお姫様を連れ出す王子様になりたいんだ。

愛する資格を持っている王子様になるべく、ずっと努力をしてきた。



……なのに、恥ずかしいと思ったりなんかして。


―――最低だ、王子失格だ。

――自分が嫌いだ。