白は花嫁の色


渡せなかったプレゼントを姉ちゃんの結婚式の今、やっと渡した。

渡すべきだと思ったからだ。
好きだと言えない気持ちを昇華させるには、好きな気持ちをプレゼントするべきだと思ったからだ。


「あげる。幸せになってね、琴さんは姉ちゃんを幸せにしてくれるね」

「雅…ありがとうっ私幸せ。琴を好きになって良かった。だから雅も好きな人と結婚してね、約束ね??ブーケをあげたかったよ」

「…うん、約束する」


泣いて笑う姉ちゃんは美しい。

俺の好きな人――…



……



白い世界…――

だからあなたに許してほしいことがあります。