白は花嫁の色


……俺を睨むのか?

姉ちゃんを愛していて、姉ちゃんを心配している俺を。

いつも俺の隣で目に弧を描き笑ってくれたのに、結城の隣に居る姉ちゃんは――俺を睨むんだな?


好きだったんだ、ずっとずっと好きだったんだ。

いつか、もしも、ずっと夢を見てきたんだ。

好きなんだ、愛してんだよ。

それを伝えていないことが、愛そのものなのに。


なんで睨むの?

――姉ちゃんは俺を嫌いなの?


好きだから、姉ちゃんを好きだからこんなに自棄になっているのに。

格好悪いの百も承知で、今こうしてここに居るのに。


――俺が姉ちゃんを好きなことは、怒るようなことなの?

睨まれることなのか?


悲しくなるのは何故。

好きなのに。結城より俺の方が好きなのに。



震える唇を開いた。

「姉ちゃん…は、バカだよ…」