その毅然とした態度が許せなかった。
本当に姉ちゃんを好きなのかと疑う理由にした。
姉ちゃんが結城のせいで泣いたりするのは嫌だから。
――ううん、姉ちゃんと結城が正式に結婚するなど認めたくないから、叫んだ。
「なあ琴さん、うちの姉ちゃんは確かに美人だ、スタイルも良い、だけどそれだけじゃねぇの??
結婚なんてさ……姉ちゃんの体目当てだろう?!」
勢いがついて止まらなかった。
姉ちゃんを取らないで、勝手に姉ちゃんを……
俺の姉ちゃんなんだ、俺の全てなんだよ。
とらないで。
なあ、あんたはなんでも持っているんだから、姉ちゃんだけは俺に譲って欲しい。
だから俺は結城をきつく睨んだ。
「っみやび…やめてよ、琴さんのご両親だって居――「だって!!納得できねぇ。なんで姉ちゃんなんだよ??顔?体?なんでだよ?!うちの姉ちゃんは教養ないし飯も下手だ。
よっぽど体が気に入ったとしか思えない!!!!」
全部全部捲し立てた。
悪いとは思わない。
だって女遊びが激しい結城がなんで姉ちゃんと?……納得できない。
そんなのおかしい。



