告白する前に失恋したんだ。
姉ちゃんは…俺じゃなく…結城が好きなんだ。
生まれながらに王子様の、結城琴を。
まだ頑張ってる途中なんだ、受験だってまだで、まだ未成年で、稼ぐようになるまであと数年必要で。
まだ待っててくれなきゃ俺は結城みたいな王子様になれないんだ。
今、まだ今頑張っているのに。
好きでいることさえ、許されないのか――?
待ってくれてもいいじゃないか、同じ土俵に立てるまで、待ってくれたっていいじゃないか!!
どうして夢も希望も奪うんだよ!!
どうしてっ、どうして。どうしてくれるんだよ…
姉ちゃんの心の中には俺じゃなくて結城が住むの?
なんで…
なんで勝手に話が進んで行くの――?



