悲しい…。
「は?辞めたし」
「へえ…そうなんだ」
情けなくて、素っ気なく答えていた。くだらないプライドだ。
けれど俺の生意気な態度さえ姉ちゃんは流してしまう――
部活は!!バスケは!!姉ちゃんに喜んで欲しいから続けていて!!
姉ちゃんだってあんなに頑張ってって応援してくれていただろう?!
そんなバスケ部を辞めたんだぞ??なんでもっと言葉をかけてくれないんだ?!理由を聞いてくれないんだよ?
なんであっけらかんと聞き流すんだよ!!だったら俺がバスケをしてた意味って何なんだよ?!
何のためにバスケを…なあ?!ひどいじゃないか!!
頑張ったのは姉ちゃんが好きだからだったのに―――!!!
―――心が腐っていく。
「椿は?」
「なにが、」
「ーー…ううん…、」
椿も曖昧な返事をする。続けて姉ちゃんは実や茜に話を振るが、皆素っ気なく返事をして会話は成立しなかった。
何かが変わってしまった姉ちゃんに動揺している。俺を見てるようで、見てない。
だって昔の姉ちゃんなら――――
沈黙ばかりだ。
「変わったね」と姉ちゃんが呟いた。



