白は花嫁の色


甘くない、苦ぇ。
もう今からずっと元通りに姉ちゃんと暮らせるんだと、俺が王子様になれるのだと………違った。

なら…プレゼント、渡さないと。……告白しなきゃだ。今を逃せばもう告白なんかできないのだから。

そうと決まれば、すぐに告白をしに姉ちゃんと再会するべきだ。

だが、姉ちゃんにどんな顔をして会えばいいのかが分からない。

分からないから、会うのが怖い。


だって俺の大事な姉ちゃんは、人形みたいに綺麗な顔をした あの結城に……。

もう姉ちゃんは俺の知っている姉ちゃんではないのだ。

そう思うと怖い。子供な俺はどんな顔をして会えばいい。姉ちゃんを守れなかった無力な俺が。

今更告白なんて図々しくないのか。



不意に「お昼だよーー」と、大好きな鈴のような声がした。