白は花嫁の色


赤い顔をした掘はテラテラした唇を開け、黒い目で見つめてくる。

―――なんだ、そういうことか。


「……いいよ」

耳を疑う。
いいよ?いいって何が。俺らはただのクラスメイトだ。
腹が立つ。この女…うざったい。消えて欲しい。


衝動的に俺は堀を床に押し倒した。わざと力を込めて背骨が痛むくらいに乱暴に。


―――そうだ、俺は女遊びをしたらいいんだ、ばかな女に足を開かせたらいいんだ。

何も考えずに…こうしてボタンを外せばいいんだ。

リボン帯を解き手荒にボタンを外して行く。一つ一つ外すしていくと、大切な気持ちがなくなっていくようだ。

それで良いと思った。姉ちゃんのことを忘れられるならどうでも良かった。

何も考えずに女を組み敷けば…そうしたら姉ちゃんの居ない時刻で止まった時間が動き出すだろう。


堀の白い肌…その眩しささが


――――気持ち悪かった。
気味が悪い。



俺の下で、待ってる女。彼氏でもないのに、待ってる女。

なんだこの状況は。気持ち悪い。悪寒がする。