白は花嫁の色


「結城に忍をやって良かったと思ってる。雅は忍の体ばかり心配するけどなあ、父さんからしたら雅、お前に盛られるんじゃないかって。

お前に忍が無理やり襲われるんじゃないかって…。ずっと心配だった、やっと安心できた」







なに、が


なんで





なんでそんなことを言うんだよ…




俺は

っ俺は!!!俺は姉ちゃんが好きだから姉ちゃんが嫌がることなんかしないのに!!

姉ちゃんを抱いたりなんかしないのに…

姉ちゃんを、…泣かせる事なんかしないのに。

俺は姉ちゃんの幸せを祈るだけなのに――


ただ姉ちゃんの幸せに俺が含まれて居たら、と思うだけなのに――


ずっと大事に守ってきただけだったのに…

ずっと笑わせてやりたかっただけだったのに…



目の前が見えない。

姉ちゃんが居ないなら何も見えない。見たくもない。