白は花嫁の色


「幸せ…?なんで…?!父さんはっ、姉ちゃんのことっ、ちゃんと…姉ちゃんの体んこと!!あんな噂を承知で婚約させたのか?!」

分かっていて了承したと言うのだろうか。
あんな噂をされるような人間だなんて分かっているなら、娘を愛しているなら、婚約なんてまずしないはずだ。


しかし、それさえ「仕方ないだろう」と一言。


何を言うんだ。見捨てるなんてあんまりだ。可愛い娘を見て見ぬフリをするなんて親じゃない。

…死ねっ、ふざけんなっ!!

体の細胞が壊れたみたいに暴れだし、このままだと本当に父さんに危害を加え兼ねない。本当に殺せると思った。

そんな自分の子供らしさが嫌で工場を飛び出した。



なんでだよっ…なんでこんな事になるんだよ。どうして……誰か教えてくれ。結城は何をしても許される奴なのか。

誰にも分かってもらえない叫びをどうしたら良いんだ。