白は花嫁の色


「琴サマは、クールでイケメン背が高い!フェロモンあって、声もいい!うんうん、パーフェクトだなあ。受付なんかは挨拶くらいで接点ないけど。でもやっぱ素敵、歩く姿がイケメン!かっこいい!」


こんなに褒めたたえられる男が、加えて金持ちならば、女からすれば理想の結婚相手なのかもしれない。

結城は女が憧れる男なのだろうか。


頬を染めて女子高生のようにはしゃぐ社会人にいくらか引く。…が、それくらい良い男だと言うことなのだろうか。

「性格は?」


本来、公園と言えば都会の喧騒を感じさせない緑のあふれる自然っぽさが売りだと思いがちだが、

俺からしたら、ここのだだっ広い公園はどうも白々しい“自然”に思えた。
――不自然な場所。


「なんだろ。性格はジェントルだよ、社交的だし。まあ受付はそんな接点ないから噂だけど。優しいみたい。

女にだらしないけど、でもお金持ちだしね」

うんうんと頷き、まるで結城が自分の彼氏とばかりに熱を上げ語るお姉さん。

一方の俺は冷めた気持ちで、渡されたサンドイッチの断面を眺めるしかなかった。