「ただいま!」

「おかえり〜!」

「ねぇお姉ちゃんお姉ちゃん!今日ね・・・〜〜〜!」



今日あったことを全部話した。



「あら!いい友達ができそうじゃない!よかったわね!」

「おや、おかえり咲ちゃん!」

「ただいま俊くん!」



アタシの家族はお姉ちゃん(麻美)双子の弟(拓人)弟(俊之助)とお姉ちゃんの旦那様(俊一)。



お母さんもお父さんも随分前に事故でなくなったんだ。



んでも正直、せいせいしてるんだ。



アタシを見捨てたお父さん。



アタシに希望を与えてくれなかったお母さんにはね。



お姉ちゃんにはいつもいつも笑顔をみけるくせにアタシにはむけてくれない。



お姉ちゃんの授業参観には行く癖にアタシの授業参観にはこない。



お姉ちゃんばっかずるいよ・・・。



あたしは何回陰で泣いたのかな?



お父さんとお母さんにとってあたしの涙なんて気にならない。



お父さんとお母さんにとってあたしはいなくても良い存在だったんでしょ?






あんな人たちは
アタシの親じゃない。

あんな人たちの
子供に生まれた私の存在は?
誰が愛してくれるの?



誰がアタシを必要としてるの?



誰かアタシを必要としているの?



ねぇ、、、
誰か答えてよ・・・。