俊介の体は原型を失ってもなお銃弾にはじき飛ばされた。 あたしはこの世のものとは思えない叫び声を発して、かつて俊介の一部だったものをかき集める。 初めて手にした最愛の人の、臓器と肉片。 それは、もうどれがどこの部分なのかわからなかった。 真っ白な頭で俊介をかき集める。 自分の手が俊介の血で染まっていく。