母の母、つまり祖母の家で暮らすことになった。あやしてもあやしても笑わないあたしを祖母は気味悪がった。


そして学校。

子供というのは純粋で
だけどとても残酷なものだと思う。

小学校では好奇心が故にあたしは化け物扱いされて石を投げられたり散々からかわれたりした。


中学校。
異端者は容赦なく疎外する場。
個性というものを削ぎ落とし、みんな必死になって周りと溶け合おうとするなかで無愛想の火傷女の仲間になろうとするやつはいない。


高校生活も相変わらず。

少し大人ぶって愛想笑いなんかをしてくるけど、その瞳は火傷への侮蔑で満ち溢れていた。


高二の秋

あたしは学校へいくのをやめた。

なぜか急に、今まで通っていたことが信じられないくらい激しい脱力感に襲われたから。