「・・・誰なのっ!?」 叫んだ声は裏返っていて。 それがじわじわとくる恐怖のせいなのか、 それとも、 分かりたくない、聞きたくない。 という思いからなのかは分からない。 でも、そんなの構ってられない。 「誰なのよッ!!・・・っ・・誰、なの?」 迫りくる恐怖に正気でいられなくて、 嗚咽交じりに同じ言葉を繰り返した。