「最近、ちょっと怖くなってきたし。」
・・・と、待てよ?
怖い?
俺が今考えてるのとは、違うのか?
俺は、なるの独り言癖があることに
感謝しながら話を聞いた。
「本当に会いにきたら・・・どうしよう。
っていうか、本当に19?
本当に近くに住んでるの?
・・・どうして、あんな軽い気持ちで・・・
ばかだなぁ、あたし」
周りから見れば、
俺何してんだって感じだけど、
こんな遅くに人なんかは居ねぇし、
居たとしても気にならない。
そんなことよりこっちのほうが重要だ。
「湊に、嫌われたら・・・。
・・・っう。どうしよう・・・。」
泣いているのか、
なるの肩は小さく震え、嗚咽交じりの声が、
夜の道に響いていた。
