ねぇ、ソラ、あの時、私が最後に言った事、覚えてる?
「待ってて」
たぶん傍に居た真由子とリュウにも聞こえてなかったと思うけど、ソラはちゃんと聞こえてた?
ソラの後を追えるワケないのに、最期の最期にあんな事しか言えなかった自分が、凄く情けなかった。
でも、本当は、あの場所で真っ白になってるソラを目の前にして、立ってるのもやっとだったんだよ。
あれからしばらくは、1人で居るといつもソラの事思い出して正直辛かった。
それなのに不思議。
いつの間にか、辛くなくなっていった。
ソラを忘れたわけじゃなくて、普通に思い出せるようになってた。
ソラと過ごした事も、ソラが死んだ事も、なんだか全部、映画でも観てるような感覚だった。
それはね、たぶんサキじゃなくて美咲なんだと思う。
あ、そういえば1つだけ変えられなかった。
携帯は、番号もメアドもそのままにしてたよ。
もうソラから連絡が来る事は無いって分かってたけど、どうしても変えられなかった。
迷惑メールの量、半端ないんだよ、毎日。
「待ってて」
たぶん傍に居た真由子とリュウにも聞こえてなかったと思うけど、ソラはちゃんと聞こえてた?
ソラの後を追えるワケないのに、最期の最期にあんな事しか言えなかった自分が、凄く情けなかった。
でも、本当は、あの場所で真っ白になってるソラを目の前にして、立ってるのもやっとだったんだよ。
あれからしばらくは、1人で居るといつもソラの事思い出して正直辛かった。
それなのに不思議。
いつの間にか、辛くなくなっていった。
ソラを忘れたわけじゃなくて、普通に思い出せるようになってた。
ソラと過ごした事も、ソラが死んだ事も、なんだか全部、映画でも観てるような感覚だった。
それはね、たぶんサキじゃなくて美咲なんだと思う。
あ、そういえば1つだけ変えられなかった。
携帯は、番号もメアドもそのままにしてたよ。
もうソラから連絡が来る事は無いって分かってたけど、どうしても変えられなかった。
迷惑メールの量、半端ないんだよ、毎日。

