「ソラ、何か掛けるのない?真由子、寝ちゃった」
トイレから戻るとソファーで横になっている真由子をサキが覗き込んでいた。
「あ、あるある」
こうなる事を予想していたのか、俺は母さんがブランケット類を用意しておいてくれた事を思い出した。
「っていうか隆太も海人くんも死んでるし」
見ると隆太はテーブルに顔を伏せて、海人はただ床に転がったままで寝息をたてていた。
そう言えば少し前から俺はサキとしか言葉を交わしていない。
邪魔が入らないと思っていたら、いつの間にか皆は寝ていたらしい。
「結局、生きてんの私らだけじゃん」
真由子にブランケットを掛けて、サキは時計に目を向けた。
もう午前3時を過ぎている。
「ソラは眠くない?」
手分けして隆太と海人にもブランケットを掛けながら、サキは眠気を感じさせない顔を見せた。
「俺は平気だよ。サキは?」
私も平気と笑いながら、サキは背中を伸ばして真由子が使っているのとは違うもう1つのソファーに座った。
トイレから戻るとソファーで横になっている真由子をサキが覗き込んでいた。
「あ、あるある」
こうなる事を予想していたのか、俺は母さんがブランケット類を用意しておいてくれた事を思い出した。
「っていうか隆太も海人くんも死んでるし」
見ると隆太はテーブルに顔を伏せて、海人はただ床に転がったままで寝息をたてていた。
そう言えば少し前から俺はサキとしか言葉を交わしていない。
邪魔が入らないと思っていたら、いつの間にか皆は寝ていたらしい。
「結局、生きてんの私らだけじゃん」
真由子にブランケットを掛けて、サキは時計に目を向けた。
もう午前3時を過ぎている。
「ソラは眠くない?」
手分けして隆太と海人にもブランケットを掛けながら、サキは眠気を感じさせない顔を見せた。
「俺は平気だよ。サキは?」
私も平気と笑いながら、サキは背中を伸ばして真由子が使っているのとは違うもう1つのソファーに座った。

